【26坪】キューブ型の家
Cube-Style House

削ぎ落とすことで、生まれる豊かさ。
無駄をそぎ落としたキューブ型が、住まいの本質を際立たせます。
塗り壁で仕上げた外観は、
光の移ろいによってやわらかな表情を描き、
帰るたびに心を惹きつけるファサード。
贅沢とは、足し算ではなく引き算であること。
その本質を、余白の中に宿した佇まいです。

コンパクトでありながら、縦へと広がる。
吹き抜けとスケルトン階段が視線を上へ導き、面積以上の広がりを感じさせる設計。
構造を開くことで、広さ以上のゆとりを感じられる住まいに。

土間がつなぐ暮らし。
外と室内をゆるやかにつなぐ、土間リビングという選択。
靴のまま過ごせるラフさと、
住まいとしての居心地を両立しています。
趣味の道具を置いたり、ふと腰掛けたり、
日常の動きがそのまま空間に溶け込みます。
内と外、暮らしと遊び。
そのあいだに広がるゆとりを楽しむ空間です。

閉じて守り、内に光をひらく。
外からの視線は抑え、落ち着いた佇まいを保ちながら、
内側にはやわらかな光を取り込む空間設計。
カーテンに頼らず、窓の配置と大きさを調整することで、
視線と採光のバランスを丁寧に整えました。
外に対しては控えめに、
内に対してはのびやかに。
光はしっかりと取り込みながら、
安心して過ごせる居場所を確保。
その両立こそが、この住まいの設計の核となっています。

素材が、空間の質を変える。
無垢材の床がもたらすのは、
見た目だけでなく、触れたときのやわらかさ。
調湿性に優れた素材が、
季節の変化にも自然と寄り添います。
視線を遮らない手すりが、
空間に軽やかな抜けを生み出し、広がりを演出。
光は機能と質感を重ねることで、
日常の快適さを、より確かなものへと導きます。

光が導く、帰る場所。
一日の終わりに触れる最初の場所だからこそ、
やわらかな光で空間を包み込んだアプローチ。
無垢材のドアは、手触りと存在感で応え、
帰るという行為に実感を。
植栽が光を受けて揺らぎ、
外構全体にやさしい表情へ。
帰宅のひとときを、
心地よく整える佇まいです。

余白が、暮らしを豊かにする。
家族の過ごし方や動き方を起点に、
空間をひとつひとつ組み立て。
無垢材の無駄を削ぎ、必要な要素を重ねることで、
自然と整う暮らしのリズム。
光の入り方や視線の抜けが、
日常にやわらかな変化をもたらします。
外観から内部まで一貫した設計思想が、
住まい全体の質を底上げする構成。
その積み重ねが、完成度の高さへとつながっています。