【29坪】日常を整えるサウナのある家
Sauna House to Organize Daily Life

余白を愉しむ、大人の隠れ家。
静かな森を思わせる、モスグリーンに包まれた住まい。
そこには、時間の流れまでゆるやかに感じられるような、静かな空気が広がっています。
目指したのは、大人が肩の力を抜き、「何もしない時間」を愉しめる場所。
自然の息吹や、自分の感覚と向き合い、童心のように暮らしを楽しめる──
そんな時間を、この住まいはそっと取り戻してくれます。

くつろぎの中心に、キッチンを。
外の視線を気にせずくつろげる、2階リビング。
ダイニングとひとつながりになった大きなオーダーキッチンが、ゆったりと広がります。
朝はコーヒーを淹れたり、夜にはお酒を楽しんだり。
特別なことはなくても、気づけばここで過ごしている、そんな空間です。
視線の先には、バルコニーテラスへとつながる景色。
内と外がゆるやかにつながりながら、この家らしい静かな開放感を生み出しています。

静けさに、深く包まれる。
モスグリーンをベースに、深いブラウンやマットブラックを重ねた配色。
陰影まで計算されたバランスが、心をゆっくりとほどいてくれるようです。
リビングの一角に設けたヌックは、そんな落ち着きを、より深く味わえる居場所。
LDKの一体感の中にありながら、少しだけ自分の時間に戻れる。
暮らしの“余白”を、最も静かに感じられる居場所です。

“ととのう”を、暮らしの中へ。
そして、この住まいの中心にあるのが、心と身体を整える、こだわりのサウナ。
仕事で帰りが遅くなった夜や、少しだけ頭をリセットしたいとき。
そんな瞬間を、自宅で楽しめるよう設計しました。
やわらかな間接照明と木の質感に包まれながら、ゆっくりと身体を温め、水風呂へ。
心と身体が深く解きほぐされる感覚が、特別なものではなく、日常に溶け込んでいく。 そんな豊かさを、この住まいはそっと叶えてくれます。

本物を選ぶ、という豊かさ。
サウナの余韻を、ゆっくりと深めていくバルコニーテラス。
ここに置いたのは、茨城木工「BURROW」の桧浴槽です。
釘を使わず、ひとつひとつ丁寧につくられた浴槽には、
八溝桧(やみぞひのき)ならではの美しい木目と、芳醇な香りが広がります。
光や風が抜けるテラスの中で、その存在はまるで家具のよう。
何気ない日々に溶け込みながら、この家ならではの豊かさを静かに映し出しています。

一日の終わりを、静かにほどく寝室。
小上がりのベッドスペースは、光を抑えた落ち着きのあるトーンに。
余計なものを削ぎ落とすことで、空間そのものの静けさが際立っています。
天井までそっと伸びる間接照明と、外の明るさだけをやわらかく取り込む横長の窓。
閉じすぎない抜け感が、包み込まれるような安心感を生み出しました。
一日の終わりに、気持ちをゆっくりと切り替えてくれるような寝室です。

人生を、もっと自由に愉しむために。
この家が目指したのは、“ただ暮らすための場所”ではありません。
光の入り方に、風の抜け方。
陰影が生み出す奥行きと、素材の質感。
ひとつひとつを丁寧に整えながら、暮らしの中に「余白」と「遊び心」を散りばめました。
家をただの「箱」ではなく、人生を愉しむ場所として描いていく。
肩の力を抜き、自分らしく過ごせる豊かさが、ここには息づいています。
ROOM TOUR ルームツアー
【ルームツアー】サウナのある家。