社長ブログ

「大開口の窓がほしい」の罠

2024.06.18 カテゴリー:窓の話し, 高気密・高断熱

こんにちは!
染矢建設の染矢です。

今回は「大開口の窓の罠」についてお話します。

戸建てやマンションのモデルルームには
やたらと窓が多いものがありますよね。

「明るくて素敵!」との印象を内覧者に与えがちですが
実は要注意です。

罠:その1
夏は暑く、冬は寒く、防音できない家に

というのも、窓は家の断熱性能に大きく影響するからです。
窓が多ければ多いほど室内と外気との接触面積が増えるため、断熱性が損なわれるのです。

さらには、気密性や窓の厚みに限界があるので
音漏れの原因になります。

罠:その2
泥棒が入りやすい家に

それでも「外の景色を眺めたいから大開口の窓がほしい」と
リクエストする人は少なくありません。

もちろん、そこから眺める景色が抜群に素晴らしく
その家の個性として価値があるのなら、前向きに検討すべきだと思います。

しかし、東京で家を建てる場合は特に
窓に面した通路の人通りが多かったり
隣の家の窓との距離が近いことがほとんどです。
すると、カーテンを閉め切らざるをえなくなります。

さらには間取りが想定でき
家の情報が丸わかりになってしまいます。
これでは安心した生活は送れませんよね。

罠:その3
建築コストが高くなる
単純に、窓を作るとその分の設置費用やメンテナンス費用が高くなります。

つまり窓は、多ければいいわけでは決してなく
「ここぞ」という場所に最適なサイズと形式の窓を
設計することが極めて重要なんです。

窓がないと部屋の換気状態が悪くなりそう」と
思う人もいらっしゃるかもしれませんが、
現在の新しい住宅には「24時間換気システム
※自動的に室内の空気を入れ替える仕組み
が必ず入っていますので、それが作動している限りは
換気に問題が起こることはありません。

窓から直接取り入れる空気や風も気持ちのよいものですが
現代では窓を開け放しておけるほど気候のいい時期は
一年のなかでもほんのわずかなタイミングのみです。

そのために断熱性や安全性、費用を犠牲にするのは
トータルで考えてあまり賢いやり方とはいえません

直射日光より「明かりだまり」

窓の役割には、もう一つ重要なものがあります。
室内に明るさを取り入れることです。
みなさんもご存知の通り
南は太陽の明るい光を取り入れるのに理想的な方角ではあります。

しかし、室内に日光の明るさを取り入れるのは
南向きでなくても可能です。

実は、北でも西でも東でもどの方角でも大丈夫なんです。
窓を高い位置に設置し、明かりだまりを作る設計を的確にすればいいのです。

高い位置に設置した窓だと、
隣接する家からの視線を感じることもありません。
土地と家の間取りに合った光の取り込み方を弊社では考えて設計します。

現代における「窓」の新常識を
ご理解いただけたでしょうか?

南向きの窓でなくても、たくさん窓をつくらなくても、
明るく快適な室内環境を整えることは
設計の工夫次第でいくらでも可能です。

本当に暗くない?閉塞感があるのでは?

と疑問に思う方はぜひ、
弊社のモデルルームをご覧にいらしてください。

電気つけてないんですか?本当に明るい!
といらした方は驚かれます。

ご来場された方にはポイント等を伝えし
ご質問にはお答えしますが
強引な営業はいたしませんのでご安心ください

あとは自由に見て体感いただいてます。

設計」や「性能」以外にも
土地さがし」「資金計画」「補助金制度」など
家づくりの疑問にもお答えしております。

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