皆さま こんにちは!
染矢建設の染矢です。
さて、本日のブログは…
「住宅価格の高騰はいつまで続く?」
こんなテーマでお伝えしますね。
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ウッドショックや半導体不足、諸外国の情勢により
住宅価格が高騰している現在。
いつまでこんな状態が続くの?
価格が安定するのはいつ頃なの?と
懸念している方も多いのではないでしょうか。
実際に住宅価格はどのくらい上昇しているのでしょうか。
SUUMOの調べによると
首都圏の新築戸建住宅の価格推移は
過去20年間で最も高かったのは
2008年前半の不動産ミニバブルの時で
2008年後半のリーマンショックで下落に転じ
2010年以降は大きな変動はなかったそうです。
そして、新型コロナウイルスの感染が拡大した
2020年前半には大きく落ち込み
その後、価格が急上昇しています。
平均価格で比べると
2020年後半は約3,500万円だったのに対し
2022年には約4,200万円と700万円も上昇し
およそ2年で実に20%近くも上昇したのです。
戸建住宅の価格が上がる要因は様々ですが
今回は新型コロナウイルスの流行が引き金となり
以下の内容が価格上昇の主な要因となっています。
・輸入木材が手に入りにくい『ウッドショック』
・鉄鋼や鉄鉱石などの原材料価格の高騰
・原油価格の上昇による
プラスチックを用いた建材や住宅設備の高騰
これらの価格上昇を受け
同じ広さ・仕様の家を建てるとしても
以前より10~15%高くなっています。
そしてもう一つ、材料価格とは別の要因が
「供給に対して需要が上回ってしまったこと」です。
コロナ禍で在宅勤務が増えたのを機に
「広く快適な家に住みたい」
「集合住宅の音が気になる」などの理由で
戸建住宅のニーズが一気に高まりました。
上昇を続ける戸建て住宅の価格は
今後どのように変動するのでしょうか。
ウッドショックを経験したことで
木材の備蓄を進める木材問屋も多く
一定の備蓄ができた時点で木材の価格は
下がり始めるかもしれません。
しかし鉄鋼の価格は横ばい、もしくは
さらに上がる可能性があります。
石油価格の上昇も半導体の不足も
まだまだ続いている状況なので
住宅設備はより高くなると予測されます。
2022年春以降、円安も進んでいるので
建築資材の多くを輸入に頼っている日本は
今後も厳しい状況が続きそうです。
以上のような理由から
戸建住宅の価格は今後も上がると予測されています。
戸建住宅ニーズの高まりにより
ハウスメーカーによっては
着工まで半年以上待たされるケースも
出てきているのだそうです。
「つなぎ融資」を利用して土地を購入し新築する
そんな計画の場合には注意が必要です。
つなぎ融資は住宅ローンよりも金利が高く
平均して2~4%です。
住宅が完成して、住宅ローンが実行されると
つなぎ融資は住宅ローンで精算されます。
「住宅が完成しなければ
住宅ローンは実行されない」のです。
言い換えれば
住宅完成までの期間が長ければ長いほど
利息の高いつなぎ融資を払う期間が延びる
ということです。
さらに
つなぎ融資の借入期間には制限もあります。
「初回のつなぎ融資実行から1年以内」
金融機関によって条件は異なりますが
こんな制限があります。
1年以内に家を完成させて
住宅ローンでつなぎ融資を精算できなければ
つなぎ融資で借りたお金を別の方法で
一括返済しなければならないということです。
これ、ご存じない方が多いので
本当にご注意くださいね。
つなぎ融資や住宅ローンについても
ご相談にお応えしておりますので
お気軽にお声かけくださいね!
それではまた!