皆さま こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの染矢です。
さて今回は…
「不動産価格と金利の動向」について
お話ししていきますね。
第5回日銀金融政策決定会合後の7月28日に
日本銀行の植田和男新総裁が
長期金利の上昇を抑制するYCCについて
日銀が許容する上限を従来の0.5%から
1.0%に引き上げると発表しました。
これにより長期金利上昇の可能性が高まりました。
しかし、それよりも前の7月3日~16日に
野村不動産ソリューションズが
不動産情報サイト「ノムコム」会員を対象に行った
「住宅購入に関する意識調査」によると
「不動産価格は上がると思う」と答えた人が
42.0%に達する結果となりました。
これは2011年の調査開始以降で
最も高い結果なのだそうです。
前回の2023年1月調査時では
「上がると思う」と答えた人は35.6%で
大きく増加しています。
逆に
「不動産価格は下がると思う」と
回答した人は17.9%でした。
物価の上昇を痛感させられている現在
建材費や人件費も上がるので
不動産価格も上がると予測する人が
増えているようですね。
住宅価格が上がっていることで
「売り時」と考える人も多いようで
「不動産は売り時だと思う」22.6%
「どちらかと言えば売り時だと思う」59.6%
合わせて82.2%が売り時だと思っているようです。
理由としては
「不動産価格が上がったため」77.4%
「今なら好条件での売却ができるため」52.4%と
過半数を占める結果になっています。
逆に
「不動産は買い時だと思うか」の問いには
「買い時だと思わない」が48.1%で最多に。
しかし
「買い時だと思う」8.8%
「どちらかといえば買い時だと思う」24.3%で
合わせて33.1%となり、買い時だと思う割合も
前回の30.6%を上回る結果となっています。
今後の傾向は?
最も気になるのは住宅ローンの金利動向です。
特に長期金利はいずれ上がる可能性があります。
好景気に転じれば、変動金利も上がっていきます。
今なら高く売れると売り手が増加しても
住宅ローンの金利が上昇すれば
利息が増えて借りられる金額は減少します。
そうなると住宅購入意欲は減退につながり
買い手が減ることで需給のバランスは
大きく崩れる可能性が出てきます。
今すぐ金利が上がるというわけではないので
金利上昇の気配を感じ取って
駆け込みで住宅を購入する人も
出てくると予測されています。
超低金利が長期間続いたことで
住宅ローンの金利は低いと思われがちですが
今後は変化していくと考えられます。
売り手や買い手の動きによって住宅価格の動向も
大きく変わる可能性があります。
これから家づくりを検討するという方々は
これらの金利についても踏まえて
しっかりとした資金計画の下で
計画を進めてくださいね。
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それではまた!