社長ブログ

「屋根が浮いてますよ」屋根修理詐欺に注意!

2023.10.10 カテゴリー:暮らし, ブログ

皆さま こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの染矢です。

さて今回は…
「屋根が浮いてますよ」
屋根修理詐欺に注意!

こんなテーマでお伝えしていきますね。


「近くで工事をしている者なんですが
お宅の屋根が浮いているのが見えまして
危ないのでお伝えしに来ました」

ある日突然、自宅にこんな訪問者があったら
あなたはどうしますか?

実は、今年に入ってから
弊社で家づくりをなさったOBの施主様方から
相次いでこのような相談が来ているんです。

まずはじめに言っておきますね。
「それ!詐欺ですから!!」

若い職人さん風の人が来て
「さっき親方と歩いていたら
棟板金が剥がれているのが見えまして」
と言ってきたという事例もありました。

棟板金って…
家のほぼ真上にあるのに…

歩いていて見えたなんて
住人が何も分からないと思って
「棟板金」なんて建築用語を使って
丸め込もうとしてるのが見え見えです。

歩いていて見える位置が剥がれているなら
私がその場で「どこですか?」って聞いて
本当に剥がれているのか確認してやりたいです。

それを回避するためなのか
「近くで工事をしていて、足場から見たら
屋根が浮いているのが見えた」
とか
「このエリアの屋根を調査していて
ドローンで見たら屋根が浮いているのが見えた」
なんて言ってくるパターンもあるようです。

弊社ではお引渡し後
まずは半年点検、それ以降は1年毎に
定期メンテナンスを行っておりますので
OBの施主様方とメンテ担当者が
直接連絡の取れる状態にあります。

ですから、皆さんすぐにメンテ担当者へ
連絡をしてきてくれて被害はありませんでした。

お引渡し後10年を超えるお宅だけではなく
昨年お引渡ししたばかりのお宅にもあり
「建てたばっかりなのに、まさか⁉」と
とても心配になったのだそうです。

職人さんとメンテ担当者が一緒に伺って
いずれも問題ない状態であることが判明しました。


もしも、ご自宅にそんな訪問者があった場合に
絶対に覚えておいてほしことを書きますね。

①絶対に屋根に上がらせてはいけない

「確認させていただきますね」なんて言って
屋根に上がり、下から見えないのをいいことに
その場で傷をつけたり破損させたりして
そしてちょこっと修理して
料金を請求してくるパターンもあります。

1~3万円程度の金額なので
その場で払えないこともなく
騙されたことにも気づきにくいのだそうです。

まさに寸借詐欺のような手口です。

②絶対にその場で決断してはいけない

訪問者のいうことを鵜呑みにして
その場で決断しないでください。

「家族に相談します」と伝えて帰ってもらいましょう。

きちんとした業者さんなら名刺を持っているはずです。
ですから判断材料として名刺を要求するのも良いですね。

そもそも訪問営業は
「まず初めに身分を明かして
訪問の目的を明かさないといけない」
こんな決まりがあるんですけどね…

その時に嫌がる業者や、しつこい業者は
家族に相談されて詐欺がバレてしまうのを
恐れている証拠ですからね!

③毅然とした態度で受け答えする

どんなに急を要する言い方をされても
決してうろたえることなく
毅然とした態度で受け答えしてください。

詐欺業者は
「どんな住人が住んでいて」
「騙されやすそうかどうか」も
判別しているのだそうです。

「ここの住人は騙されやすそうだ」と
判別されてしまった場合には
今回の屋根修理詐欺に限らず
他の詐欺や新手の詐欺の
ターゲットにされてしまうのだそうです。

「火災保険で工事費が無料になる」
「キャンペーン中なので今なら安くできる」

こんなセリフにも惑わされないでください。

とにかく早く「工事をした」ことにして
大金を請求しようとしているだけですから!

中には契約に同意もしていなくて
契約書も交わしていないのに
工事を進めて請求してくるという
悪質な事例もあるのだそうです。

とにかく
「屋根に上がらせない」
「その場で決断しない」
「毅然とした態度で受け答えする」
この3点はしっかり覚えておいてくださいね。


もし仮に、きちんとした業者さんが
屋根の破損を本当に見つけて
親切で指摘しに来てくれたのだとしたら…

その破損ヶ所が分かる写真を提示するでしょうし
お客様の同意なしに急いで工事をすることなんて
絶対にありませんから。

そんな親切な業者さんなら
最初に名刺で身分を証明するのはもちろん
「もし心配でしたらご家族に相談なさって
他の業者さんにも点検してもらってみてください」と
自ら言ってくるんじゃないですかね。

今回お伝えした「屋根修理詐欺」ですが
最近とても被害が増えているそうなので
決して他人事ととらえずに
頭の片隅でも良いので覚えておいてくださいね。

それではまた!

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