皆さま こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの染矢です。
さて今回は…
「土地さがし」の話です。
土地さがしのポイントをまとめましたので
ぜひご一読ください。
◆「いい土地」とは?
「いい土地」を手に入れるためには、いろいろな角度から見極めることがポイントです。
◎地盤が強い
どんなに広くて景観の良い土地だとしても、地盤が弱ければ補強工事で追加コストが発生してしまいます。
しっかりと補強工事をしなければ最悪の場合、地震で家が倒壊する危険性もあります。
家族が長い時間を過ごす家だからこそ、安全に暮らしていくことができる地盤の強い土地を選んでください。
◎災害に強い
地盤の強さも含まれますが、それと併せて災害に強い土地かどうかも必ず確認してください。
大雨や台風、土砂崩れなど、家を襲うあらゆる災害に対して強い土地でなければ安心して暮らしていけません。
地方自治体のハザードマップには国が公表した地図情報がまとめられていて、災害への強さを確認することができます。
土地さがしをしているエリアの市区町村名とハザードマップというように検索して資料を確認してみてください。
◎整った形状
変形した土地は比較的安い場合が多いですが、ムダな部分が多くなり家が建てにくくなります。
土地に合わせて変形した家を計画すると施工費も高くなってしまうので、土地を安く手に入れたとしても、施工費で予算をオーバーしてしまうことにもなりかねません。
長方形や正方形の整った形状の土地ならば、家も建てやすく、外構に関しても駐車スペースや塀が作りやすいというメリットがあります。
他にも
「十分な広さ」
「日当たりが良く、風通しが良い」
「方角が良い」など。
いくつかのポイントがありますが、これらに関しては「四方を高層の建物に囲まれている」というような、よほどの悪条件でなければ設計を工夫することで解消できますので、土地購入の前にご相談ください。
◆人によって違う「いい土地」
先述した「いい土地」のポイントは、あくまでも「一般的に」という観点から述べたものです。
それらを満たした上で、次に大切なのは自分たちにとっての「いい土地」であるかということです。
「子どものことを考えると学校に近い場所が良い」
「通勤のことを考えると駅近の場所が良い」
「在宅ワークなので駅近じゃなくても良い」
「とにかく静かで落ち着いた場所が良い」など
自分や家族がどんな暮らしを求めているか?
ご家族でしっかり話し合って、今だけではなく子どもの成長や自分の将来も考慮した上で、暮らしやすいエリアを探してみてください。
そうして見つけた土地が、自分たち家族にとっての「いい土地」なのです。
◆土地相場をチェックする
住みたいエリアが明確になったら、今度はそのエリアの土地相場をチェックしてください。
土地相場を知っておけば「相場と比べて明らかに高い」「相場と比べて明らかに安い」という土地を見つけた時に「何かしらの理由がある」と気づくことができます。
相場を把握していないと価格のズレに気づかず「何かしらの理由」を知らずに購入してしまう恐れがあります。
まずは希望エリアの土地をいくつもチェックして、広さや向きなど条件ごとに、どういった土地がどのくらいの価格なのか把握することがポイントです。
さらに、土地相場を把握しておくことで、全体のうち建物にどれだけの予算がかけられるかの見通しをつけることもできます。
ここからは注意すべきポイントをお伝えします。
どれも重要なので記憶に留めておいてくださいね。
◎地域の治安や近隣の環境
「希望エリアはどのような治安なのか?」
「近隣の環境はどうか?」など
実際に暮らし始めてから「こんなはずじゃなかった」と気づく問題です。
他にも
「思ったよりも騒がしかった」
「帰宅するまでの道のりが暗くて怖い」など
これらを知るためには希望エリアの犯罪率を調べるのも良いですし、朝・昼・夜の時間帯で現地の環境を見ておくのもオススメです。
◎隣家との境界線
隣家との境界線があいまいな土地や、隣家の植木や自転車などがはみ出ている土地は注意が必要です。
話し合いでスムーズに解決すれば良いのですが、まさかのトラブルに発展するケースもあります。
もしも気になる土地にこのような事象が当てはまる場合には、購入の決断はより慎重にしてください。
◎古家付きの土地
気になる土地が「古家付きの土地」だった場合、残されている建築物の解体費用は基本的に土地を購入した側が支払うことになります。
古家付きの土地は相場よりも安く売られていることが多いですが、解体費用を支払ったら土地相場よりも高く費用がかかってしまったなんてこともあるので注意してください。
◎電柱の位置
敷地内に電柱が建っている土地もあります。家は電柱を避けての計画になるのでプランの妨げになったり、出入りの妨げになる場合もあるの注意してください。
◎消火栓の位置
土地の前面道路に「消火栓」がある場合、道路交通法により自分の敷地内であっても駐車できなくなる可能性があります。消火栓の5m以内に車を置くことができないので、駐車場やガレージの位置が限られてしまいます。
暮らし始めてから「思っていたのと違う!」と気づいても、簡単に買い替えることはできない土地。
だからこそ絶対に失敗は許されません。
不動産屋さんは「土地を売るプロ」です。
工務店は「家を建てるプロ」です。
不動産屋さんが「この土地は良い土地ですよ!」とオススメしてきたとしても、それが「家づくりに適した土地」「暮らしやすい土地」であるかどうかは分かりません。
「気になる土地を見つけたけど、本当にここで決めちゃって大丈夫かしら…」
不安になるのも当然です。
そんな時はぜひご相談ください。
家づくりのプロの目線からチェックいたします。
「家づくり」についてはもちろん、「土地さがし」や「資金計画」についてもご相談にお応えしています。
ぜひご利用くださいませ!
それではまた!