こんにちは!
染矢建設の染矢忠彦です。
さて、今回は…
『家を建てる時』は『保険を見直す時』
そんなテーマでお話ししますね。
「家を建てる時は、保険を見直す良い機会」だと
言われています。
なぜなら、家を建てるにあたり
住宅ローンを利用する場合
債務者は、必ず「団体信用生命保険」という
掛け捨ての生命保険に加入するからです。
「団体信用生命保険」とは
(以下「団信」と表記します)
住宅ローン返済期間に
もし債務者が死亡した場合
住宅ローンの残債を全て
債務者に代わって
保険会社が銀行に払い込んでくれる
という保険です。
ですから、団信に加入した時点で
「生命保険に必要以上の死亡保障を
つける必要が無くなる」
というわけです。
✔ 団信に加入した時点で
保険の優先順位が変わる
「住宅ローンが完済されても
その後の生活を考えると
死亡保障を下げるのは心配だ」
という声もあるでしょう。
けれど、債務者が死亡した場合に
無くなる出費があることも
ぜひ、知っておいていただきたいのです。
例えば
債務者が生活をするために
必要だった出費が無くなります。
「食費」「携帯電話代」「こづかい」
などなどです。
他にも、債務者がゴルフや旅行などが
趣味であった場合には
無くなる出費がもっとあることでしょう。
債務者が車を所有している場合にも
さらに無くなる出費があります。
平均的な買い替え時期である
7年毎に車を買い替えるとしたら
毎月に換算すると5~7万円位かかると
言われています。
この高額な出費が全て無くなりますし
ガソリン代や自動車保険などの維持費も
もちろん無くなります。
様々なライフスタイルがありますので
一概には言えませんが
ざっくりとこれらを合算してみると
およそ15万円ほど出費が少なくなるのでは
ないでしょうか?
そして、出費だけではなく
新たに入ってくるお金もあります。
債務者が25年以上
国民年金や厚生年金を払っていたとしたら
「遺族年金」が支給されることになります。
仮にこの年金が毎月10万円あるとしたら?
そして、残された配偶者に
毎月手取りで15万円の収入があるとしたら?
以上をまとめると、債務者が亡くなった場合に
毎月15万円位の出費が無くなり
毎月25万円の収入があるとなると…
苦しい生活になるといえるでしょうか…?
ましてや、1000万円以上もの価値がある
家という資産が残るわけですからね。
ですから
もしもの時に備えて加入した保険は
家を建てる時に
「すべて見直しても良いかもしれない」
と私は思うのです。
✔ 最強の保険「国民健康保険」
私たちは国民年金さえ支払っていれば
医療費の負担が30%で済みます。
さらに、国民年金に加入していれば
誰でも「高額療養費制度」という制度を
利用することも出来ます。
簡単に説明すると
医療費として300万円かかったとしても
実質の自己負担は10万円ほどでよくなる
という制度です。
それゆえ「医療保険」にも
無駄に加入する必要がなく
もっと費用を抑えて加入しても良いですし
極端な話ですが
全くかけずにその分を現金として
蓄えていっても良いのではないでしょうか?
入院から通院に切り替わった時の備えとして。
以上の理由から
「過度な保険に加入する必要はない」と
私は考えるのですが、いかがでしょうか?
「もしもの備え」が「大切な資産」を脅かし
日々の生活を苦しめる存在になっては
本末転倒ですからね。
何事もバランスが大事です。
家づくりの資金計画もバランスを考えて
ご提案させていただきます。
いつでもご相談くださいね!
それではまた!