社長ブログ

家づくりで「老後貧乏」にならないために

2021.11.30 カテゴリー:お金の話, 住宅ローンの話, 家づくり, 土地さがしの話

こんにちは!
染矢建設の染矢忠彦です。

さて、今回は…
家づくりのせいで老後貧乏にならないために
必要な知識と方法について
お話しさせていただきます。

キーワードはズバリ『土地選び』です!
家づくりのお役に立てていただければ幸いです。


2019年3月にSMBCコンシューマーファイナンスが
30歳〜49歳の男女1000名を対象に
『現時点で、どのくらい貯蓄が出来ているか?』を
調査したところ
全体の約23%が『現時点での貯蓄額は0円』
全体の約25%が『1万円〜50万円以下』と
回答したとのことでした。

つまり、30歳〜49歳の全体の約半数が
貯蓄が「全く無い」か「無いに等しい」
ということになります。
これは
「計画的に貯蓄していくことが
いかに難しいのか」を
物語っている
とも言えるのではないでしょうか?

そして、この結果が招く最悪の結末は
「老後貧乏に陥ってしまう」ということです。
まだまだ若く体が元気なうちは働くことができるし
不足分も金融機関から資金調達できるため
なんとか乗り切っていくことも可能ですが
歳をとればそういうわけにもいかなくなるからです。
年金だって確実に減ってしまうでしょうし…

それゆえ、給料の金額に関わらず問答無用で
強制的に貯蓄していかないといけないのです。
そのためには、まず収入と支出のバランスを
しっかり考えなければいけません。

つまり
入ってくるお金を急激に増やすことは難しいので
「出て行くお金を合理的に見直す」
というわけですね。

 

その住宅ローン返済は適正ですか?

とはいえ
生活費や食費をやたらと切り詰めたり
おこづかいが激減するのは
ただただストレスを溜めるだけになるので
得策とはいえません。

節約として最も効果が出るのが「固定費」です。
固定費の中でも、最も見直していただきたい費用は
家賃や住宅ローンといった住居費です。

例えば、あなたが欲しい地域で土地を買い
あなたの希望が全て詰まった家を建てるためには
35年に渡って毎月10万円の返済が必要だとします。
しかし、そうすることによって
貯金するゆとりが全く無くなってしまうとしたら…
これは果たして正しい選択なのでしょうか?

この場合
もし毎月の負担を2万円減らすことができれば
そして、その浮いたお金をずっと
貯蓄・運用していくことができれば
35年でおよそ1000万円前後のお金を
老後資金として捻出できるのです。

また、家事と育児を夫婦で協力して行い
夫婦が共にフルタイムで働いて
それぞれが毎月2万円をずっと貯蓄・運用していけば
さらにもう1000万円前後の老後資金を
捻出できるのです。

これらを実現できれば、
日々の暮らしで何かを無理に我慢することなく
老後に備えた貯蓄をしていくことも
可能となります。

しかし、そのためには
毎月のローン返済を2万円抑えられるように
「土地選び」と「家づくり」を
しなければいけません。

 

キーワードは”常識にとらわれないこと

35年ローンで家づくりを考えた場合
毎月の返済負担を2万円抑えるためには
家づくりの予算を600万円抑える必要があります。

家の予算を削るだけで
600万円抑えることは無理なので

同時に土地の予算も削らなければいけません。
そのためには
以下の知識を身につける必要があります。

・土地は日当たりが良さそうなほど人気があるため
値段が高く設定されていて
値引き交渉の余地もない
ということ。

・日当たりがいい土地だから
明るく心地いい家になるわけじゃないということ。

・日当たりが悪そうな土地ほど人気がないため
値段が安く設定されていて
値引き交渉に応じてもらいやすいということ。

・土地の日当たりの悪さと家の日当たりの悪さに
相関関係はほとんどないということ。
(土地の問題点は設計次第で解決できるからです)

以上のことから
住みやすさは土地の条件に左右されない
という事実を覚えておいていただきたいです。

土地に予算を使い過ぎて
その後の暮らしで全く貯蓄ができず
老後貧乏にならないように
賢く土地選びをしてくださいね。

それではまた!

アローズホームのSNSはこちら!