社長ブログ

これから変わる「家づくりのあれこれ」第1弾

2022.04.12 カテゴリー:お金の話, ウッドショックの話, 家づくり, 資材ショックの話, 建築業界

おはようございます!
染矢建設の染矢忠彦です。

2022年4月より家づくりにまつわる
いろいろなことが変わります。

今回はその第1弾として
「解体・改修工事」について
お話しいたします。


2022年4月1日着工の工事より
建築物・工作物の
解体・改修工事の際

工事の規模、請負金額に関わらず
法令に基づくアスベスト(石綿)の
使用の有無の調査(事前調査)を
施工業者が事前に行なうことが
義務化されました

これにより
「古家付の土地を購入して新築する」
「現在お住いの家を建て替える」
このような家づくりの場合に
「解体費用」や「工期」が
今までとは大きく変わります。

①「解体費用」について
今までは…
中古物件の建坪×50,000円
例)30坪の中古物件の場合なら
30坪×5万円=150万円でした。

2022年4月1日からは…
上記の解体費用に追加で
「検体調査費用」が必要となり
12万円、費用がアップします

※検体調査
「外壁」「内壁」「内部天井」の
3検体で調査します。

さらに、検体調査の結果
アスベストが含まれていた場合は
法令に基づく措置が必要となり
適正な石綿飛散防止・ばく露防止などの
措置をした上での解体工事となり
約100万円、費用がアップします

②「工期」について
今までは…
一般的な住宅の解体工事期間は2週間でした。

2022年4月1日からは…
解体工事の前に分析調査を行う
→調査資料が届く
→調査資料を自治体等へ報告
ここまでの流れで2週間が必要となります。

この後、解体工事となるので
分析調査で2週間、解体工事で2週間の
合計1ヶ月を要することになります。

すなわち、解体に関連する工期が
今までよりも2週間伸びるということです。


※まとめ※

2022年4月1日より

◎解体工事を行う場合は全ての物件で
「アスベスト有無の調査費用」が必要になり
費用が12万円アップする

◎調査の結果、アスベストが含まれていた場合は
法令に基づく措置を取った上での工事が必要となり
費用が約100万円アップする

分析調査に掛かる2週間分
解体工事に関連する工期が伸びる

詳しくは厚生労働省の
「石綿総合情報ポータルサイト」
ご確認ください。
https://www.ishiwata.mhlw.go.jp/


いかがでしたでしょうか?
2022年4月より、家づくりに関わる
いろいろなことが変わります。
次回以降も様々な変更点について
ご案内させていただきますので
ぜひご覧くださいね!

それではまた!

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