皆さま こんにちは!
染矢建設の染矢です。
前回のブログで
建物のランニングコストとして
「火災保険」を挙げました。
今回はこの火災保険について
詳しくお話しします。
必ず役に立つ知識なので
ぜひご一読くださいね。
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「火災保険とは?」
火災保険とは火災や落雷、爆発などで
建物や家財が損害を負ったときに
補償を受けるための保険です。
補償対象は他にも
・風災、雹災、雪災
・外部からの衝突や飛来物
・騒擾や集団行為に伴う破壊行為
・台風や豪雨などの水災
・排水管の破裂や他の住宅で発生した水漏れ
・消火のための放水で発生した水濡れ
・盗難被害による建物の破損、家財の盗難
・突発的な事故による家財の損壊
これらによる損害が対象となります。
「火災保険はなぜ必要?」
先述した補償の観点からも
火災保険が重要だということは
お分かりいただけたかと思います。
さらにもう一つ
近隣住宅からの「もらい火」によって
自宅が燃えてしまった場合でも
出火元に重大な過失がない限り
損害賠償の請求はできません。
もらい火にもかかわらず、損害は全て
自己負担となってしまうというのが現実です。
そういったリスクも踏まえると
「自宅は自分で守るしかない」ということで
「火災保険は必要」という結論に至るのです。
ここまでの内容は火災保険の
基本中の基本な話をお伝えしました。
ここからは2022年10月に改定された内容について
詳しくお話ししますね。
「保険期間が最長5年」
2022年10月より
保険期間が最長5年となりました。
以前は最長10年という契約がありましたが
それが廃止となり、最長5年となりました。
最長期間が短くなると
長期契約による割引率が少なくなってしまう
というデメリットがあります。
以前と比べ自然災害が多発するようになり
保険会社が長期の収支予測をすることが
困難となったのが理由と言われています。
保険契約期間を短くすることで
保険料の値上げを実際の契約に
早く反映できるというのが狙いです。
ただ、逆に考えると
保険料の値下げや補償内容の拡充があった場合も
早く反映されるというメリットでもあります。
「全国平均10.9%の引き上げ」
2022年10月より保険料が
全国平均で10.9%引き上げられました。
2005年の平均7.8%引き上げを上回る
過去最大の引き上げとなりました。
これも最長期間の短縮と同様に
近年の自然災害の多発が大きな要因ですが
古い住宅の割合増加も一因と言われています。
古い住宅は電気や給排水設備などの老朽化の影響で
火災や水漏れ、台風や大雪などによる損壊といった
火災保険におけるリスクが高いので
それを考慮した上での引き上げでもあるようです。
あらゆる物価の高騰が著しい今
保険料も例外ではなく徐々に
そして確実に値上がりしています。
生活の困窮を回避するためには
日常の買い物にせよ、保険契約にせよ
賢い選択が求められているのだと
私は思っています。
弊社は火災保険の代理店資格も持っています。
火災保険のご相談にもお応えいたしますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。
次回は
「火災保険料を抑えるには?」
こんなテーマで詳しくお話ししますね。
それではまた!