社長ブログ

注文住宅 or 建売住宅?

2023.12.05 カテゴリー:暮らし, 家づくり

皆さま こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの染矢です。

さて今回は…
「注文住宅」と「建売住宅」の話です。
それぞれの住宅について分かりやすくお伝えしますね。


「注文住宅」と「建売住宅」の違い

◎購入費用の違い

土地付き注文住宅:平均4,694万円
建売住宅:平均3,719万円
(参考:2022年度フラット35利用者調査

※土地付き注文住宅とは?
建築会社や建築期間の条件が定められている土地を購入して建てる住宅のこと。販売図に建築条件付き」という見出しが入っているものが代表的です。

間取りや設備があらかじめ決められている建売住宅と違って、自由に間取りを設計することができ、設備を自分で選ぶことができる分、注文住宅はやはり価格が高くなってしまうようです。

建築会社を自由に選ぶことができる建築条件の無い土地を購入して注文住宅を建てる場合には、費用はさらに高額となります。

土地購入費:平均2,220.9万円
注文住宅:平均2,911.7万円
総額:5,132.6万円
(参考:town life家づくり「家づくりお役立ち情報」

◎設計自由度の違い

注文住宅:予算や法令の範囲内で自由に設計が可能
建売住宅:事前に設計されているので自由度は低い

注文住宅は自分たちの好みや生活習慣に合わせて家の間取りやデザインなどを自由に選べます。

弊社でも「趣味を満喫できる家」だったり「生活感のないおしゃれな家」だったりとお施主様ご家族によってご要望は様々です。

それらのご要望を予算や法令の範囲内で叶えられるよう、家づくり計画を進めていきます。

建売住宅はあらかじめ複数のプランやデザインを決めた上で販売されているので、購入者が間取りや外観、内装などのデザインを自由に選ぶことは困難です。

ただ、建売住宅でもオプションを依頼することで、希望の設備や内装の色変更などが可能なハウスメーカーもあるようです。

◎入居までにかかる期間の違い

注文住宅:9ヶ月~2年
建売住宅:1~4ヶ月

注文住宅は基本的に土地さがしから行うため、気に入った土地が見つかるまでの期間次第で入居までの期間が大きく変わってきます。

住宅会社を決めて好みのデザインや間取りを決定するために、約1~2か月かかります。

そして建物を建てるために、地方自治体の許認可や建築計画の審査や申請手続きが必要で、ここでまた時間がかかります。

そしていよいよ建築工事となるのですが、建物の規模やデザインによって工期は異なります。

弊社で建築する家の工事期間は約4~6ヶ月です。

土地さがし→家づくりの打合せ→許可申請→建築工事
この流れで約9ヶ月~最長で2年近くかかるというわけです。

建売住宅は最初から土地と建物がセットになって販売されています。
土地さがしの必要が無いため、気に入った建売住宅を見つけてから住宅ローンの手続きを含めても約1~4ヶ月ほどで入居できます。

建売住宅は注文住宅に比べ短い期間で入居できるので、急な転勤や子どもの進学など、急いで入居したい場合にはオススメと言えます。


注文住宅と建売住宅どちらが良い?

注文住宅と建売住宅のどちらが良いのかは一概には言えません。
それぞれに向いている方の特徴をお伝えしますので、どちらが自分に合っているのかの目安にしてみてください。

◎注文住宅が向いている方の特徴

費用が高額になってもこだわりを実現したい方

注文住宅は建売住宅よりも高額な費用が必要となりますが、自分のこだわりを実現した理想の住まいをカタチにできるという魅力があります。

間取りや内装、設備もイチからこだわることができるので、家族のライフスタイルや好みに合わせた自由な家づくりができます。

長く同じ場所に住み続けたい方

長く同じ場所に住み続けたい方にとって、注文住宅は理想的です。
注文住宅ならば、考えられる将来の変化を考慮して、家づくりの段階でバリアフリー対応の間取りにしておくことや、趣味のスペースを設けておくことが可能です。

子どもが独立した後に空いた部屋を有効に使うために、あらかじめシンプルな間取りにして、家族の生活変化に柔軟に対応できる計画にしておくこともオススメです。

すでに土地を持っていて建物のみ購入したい方

すでに土地を持っている方は建物の購入だけを考えれば良いので、土地を探す手間や費用を省くことができます。
家に求めるものの優先順位を明確にし、効率的に計画することで建売住宅よりも費用を抑えられる場合もあります。


◎建売住宅が向いている方の特徴

とにかく購入費用を安く抑えたい方

同じエリアで比べた場合に、建売住宅と注文住宅では建売住宅の方が安く購入できる可能性が高いです

なぜなら、建売住宅は大量生産を想定して規格化することで、大量仕入れにより建築資材にかかる費用が抑えられ、設計図の規格化により人件費が抑えられるので注文住宅に比べて安く建てられているからです。

転勤などの理由でマイホーム購入を急いでいる方

転勤や子どもの進学で急いで住み替え検討している方には建売住宅がオススメです。
なぜなら建売住宅はすでに家が完成しているので、見学して間取りや設備などに納得さえできれば、すぐに購入手続きを開始できるからです。

注文住宅では土地さがしに始まり、設計の打合せなどの関係で建物が完成するまでに長い期間が必要となるため、早急に住み替えを希望する方には適していません。

間取りや設備などにこだわりが無い方

建売住宅は完成した家なので、家具の配置や仕様の変更が限られています。
間取りや設備、デザインにこだわりが無く、変更も希望しない方にとっては手間を省くことができるので建売住宅がオススメです。

ただ、いくらこだわりが無いとは言っても、住宅展示場やモデルハウスを見学して間取りや設備、デザインを確認してから決断するようにしてくださいね。


いかがでしたでしょうか?

「注文住宅と建売住宅って何が違うの?」
「自分には注文住宅と建売住宅のどちらが合っているの?」
そんな疑問を解消するためのヒントになれば嬉しいです。

「予算は限られているけど、注文住宅の夢も捨てがたい」
そんな葛藤をお持ちの方はぜひご相談ください。

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「家づくり」についてはもちろん、「土地さがし」や「資金計画」についてもご相談にお応えしています。
ぜひご利用くださいませ!

それではまた!

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