社長ブログ

「設備」や「間取り」の理想と現実

2021.10.12 カテゴリー:家づくり

こんにちは!
染矢建設の染矢忠彦です。

さて、今回は…
『設備や間取りの理想と現実』
こんなテーマで
「キッチンカウンター」や
「和室」といった例を挙げて
詳しくお話しさせていただきますね。


一般的な戸建て住宅はもちろん
ここ最近に建てられた賃貸アパートやマンションなどは
キッチンは対面式になっていて、ダイニング側には
キッチンカウンターが設置されているのが主流となっています。

キッチンカウンターを目的どおりに使い続けられますか?

このカウンターをつくる一番の理由
「作った料理をわざわざ回り込んで
ダイニングテーブルまで持っていく」
その手間を省くためだからだと思いますが
一体どれだけの方が、その目的を果たすために
カウンターの上に何もない状態を保つことが
できているのでしょうか?

このキッチンカウンターの上には
ついつい何かを置いてしまいがちになります。
なぜなら、何かを置くのに丁度いい高さであり
丁度いい場所であるからなのです。

調味料・食器・食品…
薬・洗剤・スプレー缶…
時計・手紙・アクセサリー…
などといった小物全般ですね。

「ちょっと置いておこう」と置いてしまったが最後。
いつの間にかその上はちょうどいい物置となり
何かが置かれ続けることが定着化して
その結果、掃除もしにくくなり
飛び散った水や油によってホコリが固まり
いつも汚れた不衛生な場所になってしまうのです。

それゆえ弊社では
置きたくてもモノが置けないキッチンカウンターを
ご提案させていただくことがあります。

そもそも何も置くことができなければ
汚れにくくなり、拭き掃除もしやすくなるからです。
問題を根本から排除するイメージですね(笑)

そして、キッチンカウンターと
同じような現象が起こるのが『和室』です。
物置化するキッチンカウンターと同様に
その主たる用途として使うことがほとんど無いのです。

あなたは和室をどのように使いますか?

和室をつくる理由といえば
親御さんが泊まりに来た時や来客時の対応のため
そして将来、寝室として使うためなどではないでしょうか?

しかし親御さんが泊まりに来るのは
年間で一体どれくらいあるでしょうか?
そして来客の頻度は一体どれくらいあるでしょうか?
どちらも和室をひとつ用意するほどの頻度でしょうか?

せっかくつくったのに
ほとんど使わない無駄な部屋になるか
あるいは、キッチンカウンター同様に
ただの物置となってしまいがちなのが現実です。

もし、年間で1回や2回程度しかないのであれば
そのためだけに、わざわざ和室をつくるのは
もったいないと思いませんか?
6帖という広さで和室をつくれば
それだけで200万円ぐらい費用が掛かるわけですからね。

であれば、まだ子供が使っていないであろう
子ども部屋で親御さんに寝てもらえばいいと思いませんか?
また、来客時はリビングに通せば済む話ですし
もし泊まっていくぐらいの来客であれば
同じように子ども部屋で寝てもらえばいいと思いませんか?

そして、この子ども部屋を
もし1階につくることができるとしたら
親御さんや来客時の宿泊場所として使いやすいだけじゃなく
子供たちも日常的に自分の部屋が使いやすくなり
自分たちの目が届きやすい場所に子供たちがいるという
二重のメリットが生まれます。

また、将来なんらかの理由で
2階に上がるのが難しくなった場合も
子ども部屋を自分たちの寝室として使えるようになるため
無駄な増築費用もいらなくなります。
子どもはいずれ必然的に巣立っていくわけですし。

このように合理的に家づくりを考えることができれば
出費を抑えながらも、使いやすい家をつくることができます。

ということで、家づくりの計画時には
「本当にそれは必要なものなのか?」や
「その使い勝手は実際どのようなものなのか?」なども
真剣に考えてみていただきたいのです。

知らない間に
「無駄なコストが余分に掛かってしまっていること」や
「余計に家事の手間がかかる家にしていること」に
きっと気付くことができますから。

それではまた!