社長ブログ

ランドリールームの注意点

2021.10.26 カテゴリー:家づくり, 間取りや設備の話

こんにちは!
染矢建設の染矢忠彦です。

さて、今回は…
『ランドリールーム』について
詳しくお話しさせていただきますね。


『洗濯物を家の中で干したいので
ランドリールームをつくってほしい』
こんな要望がとても多いです。

その理由として考えられるのが
共働きが、ほぼ当たり前となっていること。

共働きの場合
基本的に昼間は誰も家にいないため
外に洗濯物を干したままにするのは
抵抗がありますし
仕事と家事で忙しい毎日をおくっているため
洗濯の動線が少しでもショートカットできれば
家事の大きな時間短縮にも繋がりますので。

また、共働き世帯に限らず
アレルギー体質の方にとっても
ランドリールームは必須ではないでしょうか?
なぜなら、花粉がたくさん付着した洗濯物は
アレルギー症状の悪化に繋がりますので。。。
自分もアレルギー体質なので同感です(T-T)

以上のような理由から
洗濯物を室内干しできる『ランドリールーム』を
多くの方がご希望になっているのだと思います。

それでは、ランドリールームをつくるにあたって
気をつけた方がいいポイントはどんなものなのか?
しっかりお伝えさせていただきますね!

注意点その1:コスト

ランドリールームでゆったり洗濯物を干すためには
最低でも2帖、出来れば3〜4帖は欲しい
といったところですかね?

そしてこのランドリールームは
「洗面スペースとは別につくりたい」と
お考えではないでしょうか?

しかし、忘れてはいけない大切なことがあります。
『家の面積が大きくなれば
その分、家のコストも高くなる』
ということです。

家の面積が大きくなれば、それに連動して
1帖につき25〜30万円ずつコストが
高くなっていきますので

それゆえ、家の予算に余裕がない場合は
洗面とランドリールームを分けずに計画したり
あるいは、ランドリールームをつくる代わりに
他の何かを削るというような
選択肢を持つべきだと言えます。

「予算は家づくりで一番大切なものである」
そう言っても過言ではありませんからね。

注意点その2:通風と日光

「リビングや寝室といった居室は南に配置して
洗面やお風呂といった水回りは北に配置する」
これが一般的な設計の考え方となっています。

しかし、この考え方に縛られたままだと
脱衣室やランドリールームは
日光が当たらない場所に配置されることになり
同時に、風通しも悪くなってしまいます。

もちろん、このような配置になった場合でも
サーキュレーターや扇風機を回しておけば
洗濯物をしっかりと乾かすことも可能ですが
できることなら、自然の風が通り抜ける場所に
洗濯物を干して乾かしたいですよね?

また、日光は洗濯物の乾燥に
必要不可欠な要素ではないですが
できることなら室内干しでも
日光に当たって除菌された
気持ちのいいフカフカな洗濯物にしたいですよね?

そんな考えをお持ちであれば
『居室=南』『水回り=北』という考えは
ひとまず頭の中から排除していただきたいです。

ランドリールームに
安心して開放できる大きな窓を設置して
たっぷりと気持ちいい風を
採り込むことができたら…
また
その窓からたくさんの日光も採り込めるとしたら…
そのスペースはジメジメしにくくて
寒くもなりにくい場所になると思いませんか?

居室に限らずランドリールームも
敷地や環境に合わせた
ベストなポジションが必ずあります。

「決して当たり前に縛られることなく」
「無駄に予算を膨らませることもなく」
使い勝手の良いランドリールームを

実現してくださいね。

それではまた!

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