社長ブログ

「知らない=大損」の住宅ローン ②

2022.03.22 カテゴリー:お知らせ, お金の話, 住宅ローンの話, 金利の話, 資金計画

おはようございます!
染矢建設の染矢忠彦です。

さて、今回は…
『住宅ローン選び』について
前回よりもさらに掘り下げて
お話しいたしますね。


住宅ローンを選ぶ時は
できるだけ金利が低い金融機関や商品を
しっかりと選定するべきです。

とはいえ
金利の低さだけに着目してしまうと
本来選ぶべきではない商品を
選んでしまう可能性があるのです。

ですから
まずは住宅ローンに対する基本知識を
しっかりと身につけていただき
ある程度は商品の特徴となる
メリットとデメリットを理解することが
とっても大切となります。

住宅ローンには
景気の良し悪しに連動して
金利が変化する『変動型』
景気の良し悪しに関係なく
ずっと金利が変わらない『固定型』
2つの商品があります。

そして、ほぼ全ての銀行がこの両方を
取り扱っています。

『変動型』のメリットは
『固定型』に比べて
金利が低めに設定されていること
『固定型』に比べて
最初にかかる手数料が少ないこと

『変動型』のデメリットは
金利変動により返済金額が
ずっと一定ではないこと
急激に負担が増加するリスクがある
ということです。

一方で
『固定型』のメリットは
返済期間中ずっと金利が変わらないため
返済金額がずっと一定となり
ライフプランが立てやすく安心感があること。

『固定型』デメリットは
『変動型』に比べて
金利が高めに設定されていること
『変動型』に比べて
最初にかかる手数料が高いので
その分
家に掛けられる予算が減ってしまうことです。

『変動型』と『固定型』
それぞれのメリットとデメリットを
しっかりと理解した上で
自分に合った商品を選ばないといけない

これがとても大切なポイントなのですが
多くの方が
あまり商品について理解していない状態で
住宅ローンを決めてしまっているのではないか
と、私は思います。

金利の低さのみにフォーカスしてしまうと…

また単純に、金利の低さのみにこだわって
住宅ローンを決めてしまうと
本来は『固定型』を選ぶべきであるのに
間違って『変動型』を選んでしまうことに
なります。

固定型と変動型では
金利差が0.3%〜0.6%ぐらいあるので
これを毎月の返済額に試算してみると
かなり返済金額が変わります

例えば
3000万円を35年返済で借りるとして
金利が0.9%と1.4%では
毎月7,098円も違ってきます。

しかし
この基準だけで『変動型』を選んでしまうと
後々、家計を苦しめることになるかも
しれません

仮に10年後
金利が大幅に上がってしまったとしたら…
そして
返済負担が20,000円も上がったとしたら…
でも
給料は上がるどころか
天引きが増え
逆に減ってしまっていたとしたら…
さらに
子供たちの成長に伴い、さまざまな出費が
増えてしまっていたとしたら…

そう考えると、ゾッとしませんか?

とはいえ、そんな場合でも
銀行としっかり交渉することで
金利上昇を最小限に抑える
あるいは、別の銀行で借り換えをすることで
返済負担を上げないようにするなど
リスクを軽減する方法が
無いわけではありません。

『変動型』だからリスクがある
というわけではないですが
変動型は金利変動に伴う
返済負担アップのリスクがある
ということを理解した上で選ぶべきなのです。

ということで
住宅ローン選びをする時に大切なのは
「金利の低さ」なのですが
そこだけに着目して選んでしまい
結果的に後々大変なことにならないように
気を付けてくださいね

それではまた!