皆さまこんにちは!
ファイナンシャルプランナーの染矢です。
さて今回は
家づくりのコストダウンに繋がる
「発想の転換」についてお伝えしますね。
家を建てるなら
「希望は全て実現したい」と
誰しもが思うことだと思います。
でも、その希望の数々は
本当に必要なものでしょうか?
本当に暮らしやすさに繋がるものでしょうか?
「これは譲れない!」という希望ならまだしも
「これは当たり前のものよね」という
希望と言うよりも
「当たり前だから取り入れよう」という
妥協のようなものではないですか?
抽象的すぎて分かりづらいと思いますので
昨年、弊社で家づくりをなさった方々が
家づくり計画の中から無くした
代表的なものを挙げていきますね。
①バルコニー(40%)
共働き世帯が大半となり
アレルギーの問題などもあり
洗濯物を外に干したいというニーズは
以前よりも少なくなりました。
それに伴い、ランドリールームのような
室内干し環境のニーズが増えました。
《収納や家事カウンターも実現したランドリールーム》
②1階の掃出し窓(31%)
防犯対策の観点からもありますが
バルコニー同様に洗濯物を外に干さないので
出入りするための掃出し窓は必要がない。
《掃出し窓が無くても十分な光を取り込むリビング》
③洗面室と脱衣室を分ける(26%)
これは無くしたものではないですが
室内干し環境を充実させるために
脱衣室をランドリールームのような仕様にする
そんな理由から増えたニーズです。
《ハンガーパイプなど室内干し環境を充実させた脱衣室》
④トイレが1ヶ所のみ(35%)
かつては各階にトイレを設置するのが
当たり前のように計画されていました。
大家族ならまだしも、核家族化が進んだ現代
1ヶ所でも問題なく暮らせるという理由から。
⑤トイレの窓(48%)
窓を開けなくても換気扇で十分。
窓を開けっぱなしにすると
外からのホコリが入るのが嫌だし
防犯的にも窓はいらないという理由から。
《窓が無くても換気に困らないトイレ》
⑥お風呂の窓(22%)
浴室乾燥があるので窓はいらない。
浴室が室内干しスペースも兼ねている。
防犯的にも窓はいらないという理由から。
《窓が無くても開放的なバスルーム》
いかがでしょうか?
「バルコニー」
「各階にトイレ」
「お風呂やトイレには換気用の窓」
「1階には掃出し窓」
これらはかつて
家づくりの常識ともいえる仕様でした。
しかし、ライフスタイルの変化により
それらは常識とは呼べなくなっているのです。
「お風呂の水垢掃除がとにかくイヤ!」
そんな理由からシャワーフックすら
無くした事案もありました。
「広さや設備が平均的な家」
それが自分にとって
暮らしやすい家とは限りません。
「自分の生活に必要ないもの」
これを明確にすることで
コストダウンにも繋がります。
「実現したいもの」だけではなく
「必要ないかも」と思うものも
ピックアップしてみてくださいね。
それではまた!