社長ブログ

コストダウンに繋がる発想の転換

2023.05.09 カテゴリー:家づくり, 間取りや設備の話, コストダウンの話

皆さまこんにちは!
ファイナンシャルプランナーの染矢です。

さて今回は
家づくりのコストダウンに繋がる
「発想の転換」についてお伝えしますね。


家を建てるなら
「希望は全て実現したい」
誰しもが思うことだと思います。

でも、その希望の数々は
本当に必要なものでしょうか?
本当に暮らしやすさに繋がるものでしょうか?

「これは譲れない!」という希望ならまだしも
「これは当たり前のものよね」という
希望と言うよりも
「当たり前だから取り入れよう」という
妥協のようなものではないですか?

抽象的すぎて分かりづらいと思いますので
昨年、弊社で家づくりをなさった方々が
家づくり計画の中から無くした
代表的なものを挙げていきますね。

①バルコニー(40%)
共働き世帯が大半となり
アレルギーの問題などもあり
洗濯物を外に干したいというニーズは
以前よりも少なくなりました。
それに伴い、ランドリールームのような
室内干し環境のニーズが増えました。


《収納や家事カウンターも実現したランドリールーム》

②1階の掃出し窓(31%)
防犯対策の観点からもありますが
バルコニー同様に洗濯物を外に干さないので
出入りするための掃出し窓は必要がない。


《掃出し窓が無くても十分な光を取り込むリビング》

③洗面室と脱衣室を分ける(26%)
これは無くしたものではないですが
室内干し環境を充実させるために
脱衣室をランドリールームのような仕様にする
そんな理由から増えたニーズです。


《ハンガーパイプなど室内干し環境を充実させた脱衣室》

④トイレが1ヶ所のみ(35%)
かつては各階にトイレを設置するのが
当たり前のように計画されていました。
大家族ならまだしも、核家族化が進んだ現代
1ヶ所でも問題なく暮らせるという理由から。

⑤トイレの窓(48%)
窓を開けなくても換気扇で十分。
窓を開けっぱなしにすると
外からのホコリが入るのが嫌だし
防犯的にも窓はいらないという理由から。


《窓が無くても換気に困らないトイレ》

⑥お風呂の窓(22%)
浴室乾燥があるので窓はいらない。
浴室が室内干しスペースも兼ねている。
防犯的にも窓はいらないという理由から。


《窓が無くても開放的なバスルーム》

いかがでしょうか?

「バルコニー」
「各階にトイレ」
「お風呂やトイレには換気用の窓」
「1階には掃出し窓」
これらはかつて
家づくりの常識ともいえる仕様でした。

しかし、ライフスタイルの変化により
それらは常識とは呼べなくなっているのです。

「お風呂の水垢掃除がとにかくイヤ!」
そんな理由からシャワーフックすら
無くした事案もありました。

「広さや設備が平均的な家」
それが自分にとって
暮らしやすい家とは限りません。

「自分の生活に必要ないもの」
これを明確にすることで
コストダウンにも繋がります。

「実現したいもの」だけではなく
「必要ないかも」と思うものも
ピックアップしてみてくださいね。

それではまた!

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