皆さまこんにちは!
ファイナンシャルプランナーの染矢です。
さて今回は前回に引き続き
家づくりのコストダウンについてです。
家を建てるなら
「希望は全て実現したい」と
誰しもが思うことだと思います。
前回のブログでは
弊社で家づくりをなさった方々が
絶対に譲れないものを明確にして
間取りから無くしたものを
ピックアップしてみました。
では「無くすことでどれくらいの
コストダウンに繋がるのか?」
今回はこんなテーマで
実例を交えてお伝えしていきます。
01
シンプルな形&箱型にして
外壁や屋根の面積を減らす
床面積が同じでも凸凹のある家は
外壁の面積が増えるので材料費や施工費
足場代が多くかかります。
しかも壁が多い家は
冷暖房の熱が失われやすいという
デメリットもあります。
1階と2階の面積を同じにする
シンプルな箱型の家は
壁と屋根の面積が最小限で済むので
材料費や施工費を削減できます。
箱型にすることで
屋根から雨水を地上に流す雨樋も
長さをカットすることができて
材料費の削減にも繋がります。
◎延床120㎡の家で
凹凸のある形状の2階建ての家を
正方形の箱型総2階の家にした場合
およそ100万円のコストダウン!
《 イメージ:シンプルな箱型形状の家 》
02
あえて個室をつくらず
広い部屋を自由に使う
個室を多く設けると
それぞれに壁・建具が必要となり
材料費や施工費が多くなります。
間仕切りを設けずに広い空間を
自由に使うことでコストダウンに。
また、建具を設けた
ウォークインクローゼットや
シューズクローゼットなども
材料費や施工費が多くなります。
場所によっては建具が無い方が
使いやすい場合もあります。
ロールスクリーンなどで
簡易的な目隠しにするのも得策です。
◎子ども部屋をフリースペースにした
(いずれは壁を設けて仕切られるように
天井に下地は施工した)
→およそ10万円のコストダウン!
◎3帖で計画した個室の書斎をやめて
階段下に幅160cmのデスクを造作した
→およそ80万円のコストダウン!
◎総2階の家で収納扉などを見直し
折戸8枚・引戸3枚を減らした
→およそ100万円のコストダウン!
《イメージ:間仕切りを最小限に抑えたオープンスペース》
03
収納などを見直して
床面積を抑える
床面積の見直しは
大幅なコストダウンに繋がる
最も効果的な方法です。
シューズインクローゼットや
ウォークインクローゼットといった
収納という目的しかないスペース。
さらに、ユーティリティスペースや
ワークスペースなどといった
滞在時間の少ないスペース。
広すぎないか?本当に必要か?を
しっかりとチェックすることで
大幅な削減に繋がります。
◎ユーティリティスペースや収納を無くし
ワークスペースを最小限にすることで
延床面積を30㎡減らした
→およそ500万円のコストダウン!
◎折戸の付いたクローゼット3部屋分を無くし
出入口1ヶ所のファミリークローゼットにした
→およそ60万円のコストダウン!
《イメージ:収納建具を無くし、書斎代わりのデスクを配置》
次回はバルコニーやテラスなどを見直して
コストダウンに成功した実例を交えて
お伝えいたしますね!
それではまた!