4月~10月と報告させていただきましたとおり
建築市場での材木不足&価格高騰による
「ウッドショック」の深刻な状態が続いています。
ウッドショックの概要は
4月の内容と重複するので割愛いたしますが
弊社における2021年11月現在の状況を
ご報告させていただきますので
情報を共有くださるようお願い申し上げます。
※ウッドショックの概要と経緯につきましては
4月13日付『材木の品薄・価格高騰の異常事態』
5月13日付『続報】ウッドショック 5月最新情報』
6月2日付『続報】ウッドショック 6月最新情報』
7月2日付『続報】ウッドショック7月最新情報』
8月2日付『続報】ウッドショック8月最新情報』
9月7日付『続報】ウッドショック9月最新情報』
10月5日付『続報】ウッドショック10月最新情報』
こちらのブログもご参照くださいませ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★建築材木は大きく分けて3つに分類されます。
①構造材(柱や梁、土台など)
②羽柄材(造作材や下地材)
③平物(ベニヤや合板)
ほんの一例ではございますが
弊社で使用している材木の
価格の変動を記載いたします。
■4月からの材木価格の推移
①構造材
・柱は国産材の桧を使用
一丁あたりの価格は
5月時点:19%up⤴
6月時点:53%up⤴
7月時点:106%up⤴
8月時点:114up⤴
9月時点:121%up⤴
10月時点:121%up⤴
11月時点:121%up⤴
②羽柄材
・タルキは国産材の赤松を使用
一束あたりの価格は
5月時点:29%up⤴
6月時点:53%up⤴
7月時点:69%up⤴
8月時点:74%up⤴
9月時点:74%up⤴
10月時点:82.3%up⤴
11月時点:82.3%up⤴
③平物
5月時点:値上げ無し
6月時点:値上げ無し
7月時点:5%up⤴
8月時点:12%up⤴
9月時点:18%up⤴
10月時点:29.5%up⤴
11月時点:38.6%up⤴
建物一棟を建築した場合…
(平均的な30坪を基準として)
5月時点:トータルで12万円up⤴
6月時点:トータルで49万円up⤴
7月時点:トータルで74万円up⤴
8月時点:トータルで100万円up⤴
9月時点:トータルで106万円up⤴
10月時点:トータルで110万円up⤴
11月時点:トータルで118万円ほど
値上がりをしている状態です。
※プレカットメーカーの現況
・合板の価格が異常なほどに高騰して
今までの価格を維持することが困難な状態
・在庫状況も少なく、早めの発注が必須
・今後も仕入れ毎に価格が上がると予測される
※給湯器などの住設も品薄状態に
給湯器メーカーの生産拠点であるベトナムが
コロナ禍の7月にロックダウンを実施し
部品が日本に入ってこなくなったことが影響して
現在、給湯器なども品薄状態となっています。
東南アジアの新型コロナウイルス感染状況は
ピークアウトの兆しが見え始めてはいますが
工場が再開しても物流などの周辺環境が
すぐに整うとは限らず、メーカーの人間も
部品の供給が通常に戻るまで
まだ時間がかかると見ているようです。
・・・・・・・・・・・・・・・
【弊社の現状】
2023年2月×1組
2023年3月×2組
合計3組のお引渡し枠に空きがございます。
今後も
「迅速かつ広範囲での情報の収集と公開」
「仕入れ先の変更や価格交渉」など
企業努力を怠ることなく
著しく変動する状況を見据えながら模索し
的確な判断の下で最善の対策を打ち立てて
まいります。
また動きがございましたら
随時ご報告させていただきますので
ご確認くださるようお願い申し上げます。
アローズホームのSNSはこちら!