4月~9月と報告させていただきましたとおり
建築市場での材木不足&価格高騰による
「ウッドショック」の深刻度は日を追うごとに増して
悪化の一途をたどっております。
ウッドショックの概要は
4月の内容と重複するので割愛いたしますが
弊社における2021年10月現在の状況を
ご報告させていただきますので
情報を共有くださるようお願い申し上げます。
※ウッドショックの概要と経緯につきましては
4月13日付『材木の品薄・価格高騰の異常事態』
5月13日付『続報】ウッドショック 5月最新情報』
6月2日付『続報】ウッドショック 6月最新情報』
7月2日付『続報】ウッドショック7月最新情報』
8月2日付『続報】ウッドショック8月最新情報』
9月7日付『続報】ウッドショック9月最新情報』
こちらのブログをご参照くださいませ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★建築材木は大きく分けて3つに分類されます。
①構造材(柱や梁、土台など)
②羽柄材(造作材や下地材)
③平物(ベニヤや合板)
ほんの一例ではございますが
弊社で使用している材木の
価格の変動を記載いたします。
■4月からの材木価格の推移
①構造材
・柱は国産材の桧を使用
一丁あたりの価格は
5月時点:19%up⤴
6月時点:53%up⤴
7月時点:106%up⤴
8月時点:114up⤴
9月時点:121%up⤴
10月時点:121%up⤴
②羽柄材
・タルキは国産材の赤松を使用
一束あたりの価格は
5月時点:29%up⤴
6月時点:53%up⤴
7月時点:69%up⤴
8月時点:74%up⤴
9月時点:74%up⤴
10月時点:82.3%up⤴
③平物
5月時点:値上げ無し
6月時点:値上げ無し
7月時点:5%up⤴
8月時点:12%up⤴
9月時点:18%up⤴
10月時点:29.5%up⤴
建物一棟を建築した場合…
(平均的な30坪を基準として)
5月時点:トータルで12万円up⤴
6月時点:トータルで49万円up⤴
7月時点:トータルで74万円up⤴
8月時点:トータルで100万円up⤴
9月時点:トータルで106万円up⤴
10月時点:トータルで110万円ほど
値上がりをしている状態です。
◆現在までの経過
・コロナ禍からいち早く立ち直った
中国やアメリカにおいて木材需要が急増
・中国にコンテナが集まり
世界的なコンテナ不足が表面化
・スエズ運河の座礁事故などの影響で物流が滞る
→日本に木材が入ってこない
入ってきても価格が高いという状況が発生
→そもそも日本は安い価格で木材を仕入れ
なおかつ品質にも厳しかった。
アメリカや中国は日本よりも高い価格で
買ってくれるので世界的な木材マーケットの中で
日本の優先度が下がってしまった。
※プレカットメーカーによる今後の予測
・依然としてRW修正梁の値上がりは続くものの
相場は横ばい傾向となってきました。
・米松KD梁につきましては
10月は据え置きとなるも
11月には㎡あたり10,000円の値上げを
受けている状況。
・その他、懸念材料として合板の品薄が解消されず
値上がり傾向にあるとともに
在庫の確保に苦戦しており、しばらくの間は
木材全体の加工量が合板の仕入れ状況に
左右されると予測されます。
・・・・・・・・・・・・・・・
【弊社の現状】
◎2022年8月_1組
◎2022年12月_2組
お引き渡し枠に上記3組の空きができました。
今後も
「迅速かつ広範囲での情報の収集と公開」
「仕入れ先の変更や価格交渉」など
企業努力を怠ることなく
著しく変動する状況を見据えながら模索し
的確な判断の下で最善の対策を打ち立てて
まいります。
また動きがございましたら
随時ご報告させていただきますので
ご確認くださるようお願い申し上げます。
アローズホームのSNSはこちら!